【書評】勝間和代 vs アナログおじさん。「効率化の鬼」に人生の無駄の尊さを説いてみた結果。

こんにちは、「大人の自由研究」所長のささきです。
突然ですが、勝間和代という人物をご存知でしょうか?
……え、知らない? じゃあ、この話は終わりですね。
次回もよろしくお願いします!
……あ、ごめんなさい。
嘘です。
ブラウザバックしないでください。
もし興味がないとしても、私が少し説明しながら語っていくので、どうか最後まで読んでください。
今回紹介するのは、そんな彼女の著書『勝間家電』です。
タイトルに圧倒されて思わず手に取ってしまったのですが、読んでみて衝撃を受けました。
これは単なる家電の紹介本ではありません。
「効率化の鬼」VS「アナログなおじさん(私)」の、仁義なき戦いの記録です。
1. 勝間和代=「シゴできおばさん」の衝撃
まず、勝間和代さんという人物について。
この方を一言で説明すると、「シゴできおばさん」です。
(※愛とリスペクトを込めてこう呼んでいます)
やたらとビジネス系のYouTubeに現れるし、元マッキンゼーだし、きっとビジネスの才能がすごいんだと思います。
特に投資の話になると、やたらと「オールカントリー(全世界株式)」をお勧めしてくることでも有名ですね。
なんか、いつも早口。
きっと、ものすごく頭の回転が速い。
そんな素敵でパワフルな女性です。
そんな高スペックおばさんが書いた著書。
読み始めてすぐに確信しました。
「あ、この人、尖りすぎてる。」
時短と健康への執念がすごい
彼女の家電選びの基準はシンプル。
「時短」と「健康」。この2点だけです。
「テクノロジーに任せられることは全て任せて、自分は自分の好きなことをする」
このスタンスが徹底されています。
自分の時間の使い方を徹底的に計算し、トライ&エラーを繰り返した結果、今の「最強の家電布陣」に行き着いたそうです。
……超絶わがまま。
でも、そのわがままっぷりが、見ていて本当に気持ちいい。
「これだ!」と言い切るこの強さ。
ビジネス強者として君臨する彼女の横顔が、家電選びを通じて最高に際立っています。
やっぱり、お金を稼ぐ人っていうのは、こういう風にどこか「振り切っている」人が多い印象です。 何でも平均的にこなす「バランス型」の人間では、こうはなりません。
……つまり、私とは真逆。
ということは、私はお金稼ぎに向いていない…
…やめましょう。暗い話は…。
2. 「ホットクック」という魔法の鍋
さて、この本を読んで、私が猛烈に欲しくなったものがあります。
それが「ホットクック(SHARP)」なる魔法の鍋です。
なぜ、そこまで推すのか?
普通の電気圧力鍋と何が違うのか。
勝間さんは熱弁します。
「まぜ技ユニット」が凄い
ただ煮込むだけじゃない。鍋の中に「腕」がついていて、具材を勝手にかき混ぜてくれる。
だから焦げ付かないし、味が全体に染み渡る。無水調理が基本
水を使わず、野菜の水分だけで調理するから、栄養素が逃げないし、味が濃厚になる。
つまり、素材をぶち込むだけで、勝手にプロ級の料理が作れるわけです。
しかも勝間流では、包丁すらあまり使いません。
キッチンバサミとピーラーを多用して、いかに手抜き…
…いや、効率化するかを徹底しています。
「料理はクリエイティブな作業」なんて幻想を捨てて、「栄養を摂取するタスク」として最適化する。
簡単な料理で大満足してしまう自分からすると、この「放り込むだけ」スタイル
……めちゃくちゃ惹かれます。
3.AI(Google)への期待値
さらに、ガジェット好きとして無視できなかったのが「Androidへの移行」というトピックです。
日本はiPhone帝国ですが、勝間さんは音声入力やAIの使い勝手からAndroidを推しています。
これ、すごく分かります。
最近のGoogle(Gemini)の進化を見ていると、AIの賢さが半端じゃない。
私も最近AIの凄さを肌で感じています。
このままiPhoneにしがみついていると、数年後には「情弱」扱いされるんじゃないか… そんな危機感すら覚えます。
……だけどね、和代。(急に呼び捨て)
「携帯4台持ち」はやりすぎだろ!!!
あと、ヘッドホンとイヤホンとイヤーカフ型イヤホンの3つ持ちも、さすがにカバンが重くないかい?
すみません。
急に素の私が顔を覗かせてしまいました。
一日一回ツッコミをしないと過呼吸になってしまう病気なのです。
4. なぁ和代、「無駄」こそが人生ではないか
ここまで感銘を受けておきながら、おじさんの天邪鬼な部分が顔を出します。
和代のスタイルは、あまりにも時間効率を求めすぎている気がするのです。
(すみません、引き続き呼び捨てスタイルで進めます)
「そんなに生き急いで、どこへ行くの?」
とさえ感じてしまう。
私はもっと、その「無駄な時間」を使うことこそが人生なんじゃないか、と思ってしまうんです。
私にとっての「ファッション」という無駄
例えば、服選び。
勝間さんは「服はサブスク、クリーニングが必要な服は買わない」と断言します。
合理的です。
正しいです。
でも、私は服をサブスクで選ぼうとは思わない。
お店に行って、実際に触って、値段を見て、悩んで、着て
絶対に今買う必要がないと分かっていても
ついつい買ってしまう。
あれが私にとってはたまらなく楽しい時間。
マネキンが着ている服を見て
「これ、オレが着たらカッコよくなるかな?」 と妄想する。
実際に着てみて、鏡の前で 「……全然似合わないな」と絶望する。
そこへ店員さんがやってきて
「めちゃくちゃ、お似合いですよ!」とお約束のセリフを投げてくる。
「…やっぱり、素材(私)がいいからなんでも似合っちゃうんです…」
この時間。
このくだらないやり取りが私にとっては代えがたい「人生」の楽しみだったりする。
店員さんに乗せられて、ちょっと予算オーバーな服を買う決断をする。
あの瞬間、脳汁が溢れ出す。
和代はもう、そういう体験を通り過ぎてしまったのかもしれない。
だけど、私はまだ、そこを楽しみたい。
「効率」と「幸福」の境界線
そう考えると、ドラム式洗濯機もルンバも食洗機も、本当に全員に必要なんだろうか?
和代はスマートウォッチで完璧に健康管理をしているが、私にとって時計はファッションだ。
走る時やジムに行く時以外に、スマートウォッチはいらない。
どんなに健康になれても、自分の美学に反するなら身につけたくない。
電熱ベストも空調服も、ダサかったら絶対に着ない。
そこは、自分の価値観と照らし合わせたいんだ。
なぁ、和代。
私を「非効率なヤツだ」と罵ってくれて構わない。
だけど、このおじさんは、どうやら少し頑固に育ったみたいだ。
和代の意見も聞きつつ、楽しいに舵を振ってもいいかな?
5. 結論:選択肢を自分に取り戻す
結論。
家電なんて、自由に選べばいい。
この本を読んで、参考になることはたくさんありました。
やっぱり、限りある人生という時間。
効率を求めて、自分のやりたいことをする。
これができたら、なんて素敵な人生なんだって思う。
一方で、私はこんなことを思うんだよ。
他人から見て、無駄と思える時間も大事な時間なんじゃないかって。
誰かの考え方をインストールするのは、とても大事なことだ。
だけど、他人の意見を取り入れすぎて、自分の大事なことまで犠牲にする結果にもなる可能性があるんだよね。
例えば、勝間さんの生き方に共感して
この家電を買って
効率を極めたとして
それじゃあ、そこで切り詰めた時間を何に充てるか。
時間効率を極める前に
本当に自分がしたいこと
これを探す方が多くの人にとっては大事なことなんじゃないかなって
それは、きっと無駄の中に隠れているんじゃないかな。
このブログではひとり時間を大切にすることでそれを探そうって研究をしてるよ。
とにかく、私はホットクックが欲しい
散々「無駄が大事だ」とかカッコいいことを言ったけど、本音を言うとホットクックが死ぬほど欲しい。
あまりにも気になりすぎて、ちょっとAmazonで値段を調べてみた。
「えーと、シャープのヘルシオ ホットクック……と」
……。 さん、まん、いっせん、ななひゃく……えん。
高い。
いや、機能からすれば安いのかもしれない。
時間を買うと思えば、投資対効果は抜群なのかもしれない。
でも、私の財布には、その3万円が重い。
読者の皆様。
もし奇跡的に臨時収入が入って買えたら、その時はちゃんとリアルなレビューをします!!!
📚 今回紹介した本
『勝間家電』
著:勝間和代





