【CULTURE】映画『ハムネット』レビュー|シェイクスピアを知らない自分には退屈だった、高水準の芸術映画。

映像も、演技も、全てが高水準だった。
だけど、自分は感動しなかった。
アカデミー賞受賞監督の作品がなぜ自分には合わなかったのか。
それを含めてレビューしていこうと思う。
『ハムネット』
- シェイクスピア作品が好きな人
- 作品の背景に興味がある人
- ハムレットが好きな人
- 教養が欲しい人
📊 ソロラボ映画評価
作品タイプ
🎨 芸術寄り
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| ストーリー | ★★☆☆☆ |
| 演出 | ★★★★☆ |
| ひとり向き度 | ★★★★☆ |
| 総合おすすめ度 | ★★★☆☆ |
鑑賞スタイル
🎦 映画館でぜひ
あらすじ
詳しいあらすじは公式サイトをご覧ください。
さっちの評価
主観的な評価です。
参考程度にご覧ください。
ストーリー
ハムレット誕生の物語だ。
シェイクスピア好きなら誰でも知っている3大悲劇、ハムレット・リア王・オセロー。
これにマクベスを加えたシェイクスピア4大悲劇。
そのうちの1作品、ハムレットがどのように生まれたのか。
それがこの映画のテーマだ。
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」
このセリフだけは知っている、という人も多いと思う。
自分もそのうちの一人。
演出
音楽
クラシックに寄せた音楽構成だったと思う。ただ正直よく覚えていない。
それほど音楽がないシーンが多かった印象だ。
無音だからこそ、リアルなシーンが際立っていた。
映像
少しだけ映像に加工がある。セピアっぽい感じで、
まるで昔に撮った作品のように見えた。
この手の映像加工は結構あるあるだと思うが、いつもおしゃれだなと思っている。
演技
全てがリアルで、本物に見えた。
言語化が難しいのだが、日本の時代劇って作り物な感じがするじゃないですか。
髷や服装がそうさせているのもあるけど、それだけじゃない。
この映画はそれがない。
まるでそこで本当にあった話みたいに、シェイクスピアがいた時代を切り取っているような感覚だった。
ひとり向き度
正直、この時代を生きている日本人の中で、シェイクスピアをちゃんと知っている人はどれだけいるだろう。
名前は知っている。
でも作品をしっかり知っている人は少ないんじゃないか。
だからそもそも興味がわかない人が多いと思う。
そんな人でも楽しめるかというと、そんなことはない。
もっとエンタメに振った作品なら話は別だが、これは違う。
だから一人で観るのがいい。
特に日本人は。
この映画から学んだこと
この作品は時代背景もしっかりしていて、まるでそこにシェイクスピアが生きた時代があるかのように描かれている。
描かれているのはシェイクスピア本人の苦悩ではなく、奥様のアグネス目線だ。
そこが少し変化球ではあるものの、嘘偽りのないほどリアルに描かれており、文学作品としても映像作品としてもかなりレベルが高い。
だけど、自分にはかなり退屈だった。
シェイクスピアについてほぼ知らない。
日本の文化でもなく、西洋の文化についても詳しくない。
だからとっつきにくかったし、そもそも自分の興味がなさすぎたのも原因だと思う。
あえて言う。
面白くはなかった。
シェイクスピアがハムレットを生み出した苦悩を描いた方が、まだ面白かったはずだ。
奥様目線で家族愛を描いても、共感はできる。
でも、それだけ。
演技は良かった。
細部へのこだわりも素晴らしかった。
設定も面白かった。
野生感溢れる奥様が、タカを操り、薬の調合までできる。
でも、それが何か大きな引っかかりにはならなかった。
結局、自分はこの作品に没頭することができなかった。
レベルが高くてもつまらなく感じてしまうことがある。
それがこの映画から受け取ったものだ。
結論
勉強不足ゆえに作品の面白さをしっかり伝えることができない。
シェイクスピアについて知らないまま観て、作品の面白さを感じることができなかった。
映画を愛するものとしては恥ずかしい。
おすすめできるのはこんな人だ。
シェイクスピアが好きで、ハムレットが好きで、この物語がなぜ生まれたのかという背景に興味がある人。
そういう人には刺さる作品だと思う。
素敵な作品であることは間違いない。
ただ、面白いと感じることができる人は少ないかもしれない。
ひとり映画をもっと楽しむために
没入できる環境で観てほしい。私が使っているイヤホンをTOOLで紹介しているので、気になる人はのぞいてみてほしい。








